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センター試験 廃止 理由 今後はどうなるのか [ニュース]

大学入試の最初の関門、センター試験を5年後をめどに廃止する方針を文部科学省が明らかにしました。

共通1次試験から続いた年1回のテストが合否を左右する方式を改め、高校で基礎学力が定着しているかを測る試験「到達度テスト」に転換する方針だそうです。

到達度テストは年2、3回行い、最も成績の良かったものを受験に利用できるようにする。問題は3段階程度のレベルに分け、進学先のレベルに合わせて受けることができるようです。


廃止の理由ですが、長年続いた共通一次試験およびセンター試験では本来の目的である基礎学力の測定が難しいとのことです。






センター試験はマークシート方式で行われ、センター試験専用の対策参考書なども多く出版されています。中にはセンター特有のクセを利用した、裏技的な解法を載せている参考書なども存在します。







確かにこのような状況では基礎学力を測るのは難しそうですね。







実際に僕も受けたことがありますが、センター対策と二次試験(大学が独自に問題を作成した試験)対策はまったくの別物でした。





基本的にセンター試験は二次試験よりも問題自体は簡単で、でもだからこそミスが許されなかったり試験時間が短かったりで独特のクセがあります。





つまりこの対策をするということは高校までの学習範囲の基礎学力を養うというより、いかにミスをなくし、効率よく点数を掻っ攫っていくかを研究するということです。





文科省の本来の目的とは程遠いことをやらざるを得ませんでした。







一方二次試験の問題は、大学によりけりなのですが、少なくとも難関大学の場合良質な問題(前提知識と思考力を問うもの)を出すので、学習範囲の根本的な理解を必要とします。






経験談で申し訳ありませんが、二次試験の対策がそのまま学問の理解につながったと僕は思います。









ここからはもう完全に愚痴というか私見というかなのですが、センター試験を実施している大学入試センター自体、ずさんな組織だとも考えています。





センター試験は終了後に新聞などで解答が発表されます。ただし、自分の解答用紙は回収され、自分の答えは問題用紙にメモするなどしなければなりません。




ただ、自分の点数を知ることは点数開示によって可能です。





ですが、問題なのは開示の時期です。





一月の第二週にセンター試験が行われ、大学への出願は一月中に行います。





つまり一月中に開示が行われれば、それを元に出願する大学の検討をすることができるわけです。





では大学入試センターの得点開示はいつなのか。





それは













4月中旬











遅すぎます。


検討どころか入学式も終わってます。





マークシートなら専用の機械を用いてすぐに点数を出すことができるのです。





受験生のことを考えるならば出願までに開示しようとするはずです。





これは完全に怠惰といっていいと思います。








だからセンター試験が廃止されることに関しては賛成です。大いに。






とはいえ、試験形式が変わるといえどもこの体制が変わるかどうかは正直疑問です。






年に3回のテスト。





センター試験の受験料は18000円でしたが、どうなるのでしょうか。






毎度同じくらいの受験料を払わせるつもりなのでしょうか。






役人の私腹を肥やすのに受験生を利用するのはやめていただきたい。



よりよい試験に変わることを願っています。
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